テレビでマネードクターのCMを見て、「保険の窓口と何が違うの?」と思った。家族にそう聞かれて、答えられなかった。そんな人に向けて書きます。
先に答えを書くと、違いは、来てもらうか店に行くか、そして話の中心がどこにあるかです。相談料は、どちらも無料です。
僕は2019年10月に、両方へ相談しました。保険の窓口は10月5日に川崎の店舗で、マネードクターは10月20日に自宅です。持っていった証券は同じです。
店では1回目で提案が出て、僕は申込の直前までいきました。自宅では、話が資産運用に広がりました。その2回の記録と、公式サイトの数字を並べます。
保険の窓口には店で、マネードクターには自宅で相談しました。同じ証券を見せたのに、2社の話の中身はまったく違いました。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
マネードクターと保険の窓口、両方に相談した体験談
2019年の10月、僕は夫婦の証券5本を持って、5か所の窓口を回りました。そのうちの1か所目と4か所目が、この2社です。
保険の窓口は店で1回目に提案
保険の窓口に行ったのは、10月5日の土曜です。川崎駅の近くの店舗でした。正式な名前は、ひらがなの「ほけんの窓口」です。
説明はていねいで、1回目の相談のうちに提案まで出てきました。僕にはその提案がとてもよく見えて、その場で申込の直前までいっています。
止めたのは妻です。僕はほかの窓口を1つも見ていなかったので、その提案がいいのかどうかを比べようがありませんでした。
マネードクターは自宅で相談
マネードクターに相談したのは、10月20日の日曜です。場所は自宅でした。「保険のビュッフェ」という名前からマネードクターに変わって、6日後のことです。
見せたのは、保険の窓口に持っていったのと同じ証券の束です。
ここでは、話は資産運用が中心になりました。僕が知りたかったのは、保険の窓口のときと同じで、重なった保険の直し方です。目的とずれたので、契約はしていません。
契約しないと伝える場面ごとの言い方は、マネードクターの断り方に文例つきで整理しています。
マネードクターに保険の窓口と同じ証券を見せたとき、話の中心は資産運用でした。僕が聞きたかったのは、保険の重なりの直し方です。
同じ証券でも話の中身が違った
僕の保険は、会社の団体保険も入れると、入院の保障が3本重なっていました。入院1日あたり、合計2万円です。夫婦の保険料は月43,600円でした。
入院の保障が重なって1日2万円になっていた話は、入院したら黒字になる保険はおかしいのかに分けて書きました。
保険の窓口では、その日のうちに保険の提案が出ました。マネードクターでは、資産運用の話が中心になりました。
- 保険の窓口:1回目で保険の提案
- マネードクター:資産運用の話
どちらがいい悪いではありません。同じ証券を見せても、窓口によって話の入り口が違うということです。僕はこのあとも回って、5か所の提案が全部違うことを知りました。
マネードクターと保険の窓口の違いを表で比較
ここからは、公式サイトと運営会社のサイトに書かれている数字です。同じ項目で並べます。
| 項目 | マネー ドクター | 保険の 窓口 |
|---|---|---|
| 運営会社 | FPパートナー | ほけんの窓口 グループ |
| タイプ | 訪問が中心 | 来店が中心 |
| 拠点・ 店舗 | 196拠点 来店は33店 | 693店舗 |
| 相談の形 | 訪問・来店 オンライン | 来店 オンライン |
| 訪問 | 全国 | 首都圏・中部 の一部だけ |
| 相談料 | 何度でも 無料 | 何度でも 無料 |
| 取扱保険 会社 | 42社 | 40社以上 |
| 時間の 目安 | 1回1〜1.5 時間・3回前後 | 初回は 1〜2時間 |
| 担当 | 相談後に 変更できる | 担当の店を 変更できる |
| 僕の相談 | 10月20日 自宅で | 10月5日 川崎の店で |
各社の公式サイト・運営会社サイトより(2026年10月7日確認)。マネードクターの拠点数は2026年5月、取扱保険会社数は2026年6月時点。保険の窓口の店舗数は2026年6月時点で、取扱保険会社数にはオンライン相談のページで「2024年6月末現在」と注記されています。扱う保険会社は店舗によって違います。
相談料と、扱っている保険会社の数は、ほとんど同じです。数字で差が出るのは、店の数と、訪問できる地域です。
保険の窓口は693店舗あります。マネードクターの来店型の店「マネードクタープレミア」は全国に33店舗なので、店で話したいなら、保険の窓口のほうが近くで見つかりやすいです。ふらっと寄れるかどうかは、保険の窓口は予約なしで行けるかで公式の答えを確かめました。
逆に、家に来てもらえる地域は、マネードクターのほうが広いです。保険の窓口の訪問は、首都圏や中部の一部の地域だけです。
マネードクターと保険の窓口は、相談料も保険会社の数もほぼ同じです。大きく違うのは、店の数と、家に来てもらえる地域でした。
違いが大きいのは場所・範囲・担当の3点
表の中で、相談する人にとって差が大きいのは3つです。僕の2回の相談と合わせて書きます。
家に来るか、店に行くか
マネードクターは、FPが自宅や近くのカフェ、勤務先まで来てくれます。FPの交通費はかかりません。カフェのときは、自分の飲み物代だけ自分で払います。
保険の窓口は、自分で店に行くのが基本です。予約は必須ではありませんが、混んでいると待つことがあると公式サイトに書かれています。
「家に来てもらうと断りにくそう」と心配する人は多いと思います。ただ、僕が申込の直前までいったのは、店のほうでした。そこが1か所目で、比べる提案をまだ1つも持っていませんでした。
家に上げるのが気になる人へ向けて、「保険相談で家に来るのが不安な人へ」に前の日までの準備と家以外の選び方を書いています。
- 小さい子がいる→訪問が楽
- 家に上げたくない→店かカフェ
- 仕事帰りに寄りたい→店
話の中心が保険か、お金全体か
マネードクターは、ライフプランの表を作って、将来のお金の流れを見るところから始まります。資産形成、住宅ローン、老後資金、相続まで相談できます。
保険の窓口も、公式サイトには教育資金や老後資金、資産形成の相談ができると書かれています。NISAを扱っているのは、一部の店舗です。
僕の2回は、保険の窓口が保険の提案、マネードクターが資産運用の話でした。お金全体を一度に見てほしい人には、マネードクターのほうが合うと思います。
担当の人を替えるか、店を替えるか
マネードクターは、相談のあとに担当のFPを替えてもらえます。連絡先は、カスタマーセンターです。
保険の窓口は、公式サイトのコラムに、強引な勧誘だと感じた場合は担当者を変更することも可能、と書かれています。申し出る先や手順までは確認できませんでした。ほかに、契約のあとに担当の店舗を替えられることと、女性のお客さんが女性の担当者を希望できることが案内されています。
相談の途中か契約のあとかで分けた動き方は、保険の窓口の担当者は替えられるかを読むと分かります。
僕は、最初の保険の担当者が退職したことに1年気づきませんでした。担当の人が替わったときに記録がどこに残るかは、先に聞いておくといいです。
どっちが合う?いま困っていることで決める
2社のどちらが上か、ではなく、いま何に困っているかで分けるのが早いです。
困りごとが保険だけなら、近くの店に行ける保険の窓口が早いです。僕のように「保険の重なりを直したい」と目的が1つなら、店で証券を見せるところから始めるのが分かりやすいと思います。店どうしで迷う人へは、保険見直し本舗とほけんの窓口はどっちを7つの項目で比べています。
- 保険の重なりを直したい
- 更新の通知が届いた
- 近くに店がある
保険のほかに、教育費や住宅ローン、NISAまでまとめて見てほしいなら、マネードクターが合います。店に行く時間が取れない人にも向いています。
- 家計全体を見てほしい
- 店に行く時間がない
- 家やカフェで話したい
どちらに行くときも、僕の失敗から言えることは同じです。「今日は決めない」と家族に先に言っておくこと。それと、最初に聞きたいことを1つ伝えることです。
保険の窓口では申込の直前まで進み、マネードクターでは話が資産運用に広がりました。これから行く人は、聞きたいことを1つ決めておいてください。
2社とも相談していい?5か所を回った僕の体験
両方に相談してもかまいません。僕は2社をふくめて5か所で、同じ証券を見せました。
5か所の提案は、全部違いました。どちらか1社だけで終えていたら、出てきた提案が妥当かどうか、僕には見分けられなかったと思います。
保険の窓口で申込の直前までいった提案も、その5つのうちの1つです。5か所をどう回ってどう比べたかは、保険相談のはしごは失礼かにまとめました。
マネードクターと保険の窓口をふくめて5か所に同じ証券を見せたら、提案は全部違いました。1か所だけでは、提案が妥当かどうか僕には判断できなかったと思います。
気をつけたいのは、マネードクターの申込が一世帯につき一回限りだということです。前に相談したことがある世帯は、対象外になる場合があります。
僕が最後に契約したのは、この2社ではなく、3か所目の保険見直し本舗です。そこで見直した結果、夫婦で月43,600円だった保険料は月19,800円です。これは僕の家の場合で、同じように下がるとは限りません。
| 時期 | 夫婦の保険料 |
|---|---|
| 見直す前 | 月43,600円 |
| 見直したあと | 月19,800円 |
あわせて読みたい関連記事です。
参考記事:ほけんの窓口の口コミ評判・体験談レビュー
参考記事:保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10
マネードクターと保険の窓口の違いに関するよくある質問
- マネードクターと保険の窓口は、どちらも無料ですか?
-
どちらも無料です。2社とも、公式サイトに何度相談しても無料と書かれています。僕も、どちらにも相談料は払っていません。
- マネードクターと保険の窓口のいちばんの違いは何ですか?
-
相談する場所です。マネードクターはFPが自宅やカフェに来る形が中心で、保険の窓口は自分で店に行く形が中心です。
- マネードクターと保険の窓口は、どちらが保険会社を多く扱っていますか?
-
ほぼ同じです。マネードクターは42社(2026年6月時点)、保険の窓口は40社以上(オンライン相談のページの注記では2024年6月末現在)です。保険の窓口は、店舗によって扱う保険会社が違います。
- マネードクターと保険の窓口は、どちらが勧誘が強いですか?
-
これは担当の人によって変わるので、僕には言い切れません。僕が申込の直前までいったのは保険の窓口ですが、提案が悪かったのではなく、比べるものを持たずに行った僕の問題でした。
- マネードクターと保険の窓口は、1回の相談で決まりますか?
-
マネードクターは3回前後の人が多いと公式サイトにあります。保険の窓口は回数が決まっておらず、僕のときは1回目で提案が出ました。
- マネードクターにも、保険の窓口のような店舗はありますか?
-
あります。「マネードクタープレミア」という来店型の店舗が全国に33店舗あります。保険の窓口は693店舗(2026年6月時点)です。
- 保険の窓口も、マネードクターのように家に来てくれますか?
-
一部の地域だけです。保険の窓口の訪問相談は、首都圏や中部の一部の地域に限られています。
- マネードクターと保険の窓口の両方に相談しても大丈夫ですか?
-
大丈夫です。僕は2社をふくめて5か所に相談しました。提案を紙でもらっておくと、次の窓口で比べやすくなります。
- マネードクターと保険の窓口は、オンラインでも相談できますか?
-
どちらもできます。保険の窓口のオンライン相談はZoomを使い、予約が必要です。日時を優先して予約する場合は、店舗や担当の人を指定できないと公式サイトに書かれています。
- 「保険の窓口」と「ほけんの窓口」は、マネードクターと比べるときも同じものですか?
-
同じものです。正式な名前はひらがなの「ほけんの窓口」で、運営はほけんの窓口グループ株式会社です。
まとめ:来てもらうか、店に行くかで選ぶ
マネードクターと保険の窓口は、相談料も、扱う保険会社の数も、ほぼ同じでした。違うのは、相談する場所と、話の中心です。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 相談料はどちらも無料
- 場所が違う(訪問と来店)
- 話の中心が違う
- 申込は一世帯一回に注意
- 提案は紙でもらって比べる
僕は、月11,200円だった保険料が14,600円になる通知を2か月放置して、そのまま更新されました。どこに相談するかで止まっている時間にも、保険料は出ていきます。
保険だけなら近くの店へ、お金全体なら来てもらう。迷ったら、片方の提案を紙でもらって、もう片方に見せてください。
マネードクターに相談するなら、聞きたいことを1つ決めておくと話がずれません。保険の窓口と両方に行った僕からのおすすめです。
\FP相談は何度でも無料/
自宅・カフェ・店舗から選べます


