保険相談の予約を入れたあとで、担当の人はFPの資格を持っているのか、何の資格で話すのかが気になってきた。聞いたら失礼な気がして、そのままにしている。そんな人に向けて書きます。
担当の人に資格を聞くのは、失礼なことではありません。日本FP協会も、FPに相談するときはどの資格を持っているかを確かめるよう、すすめています。ただ、資格の名前だけで、その提案がわが家に合うかどうかまでは決まらない、というのが僕の考えです。
先に書いておくと、2019年の秋に窓口を回ったとき、担当の人の資格を僕が確かめたのか、名刺に何と書いてあったのかは、記録が残っていません。聞いた体験としても、聞かなかった体験としても書けません。
書けるのは順番です。僕がFP3級に受かったのは2020年9月、FP2級は2021年で、どちらも保険の見直しが終わったあとでした。資格を持つ側になってから相談の席で思ったことを、そのまま書きます。
保険相談の担当の人に、資格を聞いてかまいません。僕は見直しのあとでFP2級を取りましたが、資格の名前だけで提案が合うかは決まらないと考えています。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
保険相談の担当に資格を聞いていい理由と、確かめられること
資格を聞くのは、相談する側がしてよい確認です。2026年10月7日に、日本FP協会と生命保険協会のページ、保険業法の条文を開いて確かめました。
資格は聞いてかまわない
相談の相手がどの資格を持っているのかは、聞いてかまいません。日本FP協会のFP資格についてのページには、こう書かれています。
「FPに相談する際は、どのFP資格を保持しているかを確認した上で相談することをお勧めします。」
同じページには、「FPは職業の名称で誰でも名乗ることができます。」ともあります。これはFPへの相談についての説明で、保険の相談窓口の担当の人がみなFPを名乗っている、という話ではありません。
資格をたずねることを止める文は、僕が開いた原文の中に見当たりませんでした。FPへの相談については、確かめるようすすめる側の案内になっています。
保険を扱う人には登録がある
保険の募集をする人には、FPの資格とは別に、登録の決まりがあります。保険業法の第276条は、次のとおりです。
「特定保険募集人(生命保険募集人、損害保険代理店又は少額短期保険募集人(特定少額短期保険募集人を除く。)をいう。以下同じ。)は、この法律の定めるところにより、内閣総理大臣の登録を受けなければならない。」
第294条第3項は、保険募集人が保険募集を行おうとするとき、あらかじめ顧客に明らかにしなければならない事項として、次の3つをあげています。
- 所属保険会社等の商号など
- 代理か媒介かの別
- その他内閣府令で定める事項
生命保険協会の相談所の案内には、試験や募集人の登録について「個人の試験合格情報、登録情報、廃棄手続については、生命保険会社へご照会ください。」とあります。相談する側が担当の人のことを照会できるのかは、このページからは読み取れませんでした。目の前の担当の人がどうなのかは、僕には言えません。
気になる人は、その窓口か、扱っている保険会社に聞いてください。
FPと業界の試験は別の物
FPの資格と、生命保険の業界の試験は、別の団体が行う別の物です。名前が似て聞こえるので、表に分けます。
| 名前 | 行う所と中身 |
|---|---|
| FP技能士 | 国家検定 1〜3級 |
| AFP・CFP | 日本FP協会が 認定する資格 |
| 業界共通 試験 | 生命保険協会 段階ごとの課程 |
FP技能士が国家検定で1〜3級まであることと、AFPとCFPを日本FP協会が認定していることは、同協会のFPの資格と検定の種類のページで確かめました。
生命保険協会の「営業職員・代理店の教育制度」のページには、一般、専門、応用、生命保険大学の各課程の試験と、変額保険・外貨建保険の販売資格の試験が並んでいます。どの名前なら安心で、どれが無ければ不安なのかを、僕が決めることはできません。
保険相談の担当の人に聞ける資格は、FPの資格と、生命保険の業界の試験に分かれます。どちらを持っているのかは、席で聞いてかまいません。
資格を確かめた記録がない僕の体験談|残ったのは紙
2019年の秋の相談で、担当の人の資格について、僕の手元に残っている物はありません。残っているのは、席で受け取った紙と、自分で写したメモです。
聞いたかどうか書けない
担当の人に資格を聞いたのかどうかを、僕は書けません。名刺に何と書いてあったのかも、記録にありません。
はっきりしているのは、僕の側のことです。2019年10月の僕は、FPの資格を持っていませんでした。
資格の名前を聞いていたとしても、当時の僕には、そのちがいが分からなかったと思います。聞く言葉も、聞いた答えを受け止める物差しも、持っていませんでした。
残っているのは図と紙
手元に残っているのは、契約した保険見直し本舗の席で受け取った物です。2019年10月16日の1回目は、聞き取りと整理で約70分かかりました。その回のことは、保険相談の初回が聞き取りだけで終わった人へに書いています。
1回目に担当の人が紙に描いたのは、住宅ローンの保険で消える分と、それでも足りない分の線です。僕はそれをメモ帳に写して帰りました。
10月30日の2回目には、同じ条件でそろえた3社の見積もりが、印刷されて机に並びました。僕が家に持って帰れたのは、資格の名前ではなく、この紙でした。
最初に出た話で比べた
窓口を比べるとき、あとから思い出せたのは、最初に何の話が出たかでした。契約した窓口では、新しい保険の話より先に、残す保険の話が出ています。
同じ証券の束を5か所の窓口で見せると、提案は全部ちがいました。1つの窓口しか知らなければ、その提案が妥当なのかを、僕は判断できなかったはずです。
資格を比べたほうがよかったのかどうかは、比べていないので分かりません。書けるのは、資格を知らないままでも、紙と最初の話は比べられた、ということです。
窓口ごとの席のようすは、保険相談に行ってみた体験談のほうに、回った日の順でまとめました。
保険相談の担当の人の資格を、僕が確かめたという記録はありません。手元に残っているのは、席で写した図のメモと、3社の見積もりの紙です。
FP2級を取ってから相談の席に座った僕が思うこと
資格を持つ側になっても、僕は相談する側の席に座り続けています。資格で分かることと、席で聞かれないと出てこないことは、別でした。
僕がFP3級に受かったのは2020年9月、FP2級は2021年です。その2021年の11月に、契約した店で保険の中身を確かめてもらいました。このときは、何も変えていません。
資格を取ったあとの2022年に、僕は給付金の請求を1つもらしています。それが分かったのは、2024年に店で中身を見てもらったときでした。資格を持っていた僕にも、自分の契約の抜けは見えていませんでした。
もう1つあります。2019年の1回目の席で、僕が聞かれて答えに詰まったことが3つありました。
- 妻のパート収入
- 大学まで行かせるか
- お金がかかる年ごろ
どれも、資格の教科書には載っていない、わが家の数字でした。いま僕が席で見ているのは、資格の名前より、こういう数字を先に聞いてくれるかどうかです。
FP2級に受かった年にも、僕は契約した店で保険の中身を見てもらいました。資格の勉強をしても、わが家の数字までは出てきませんでした。
担当に資格を聞くときの言い方と、一緒に聞く3つ
資格は、予約のときか、席についた最初の5分で聞くのが言いやすいと僕は考えています。下の言い方は提案で、2019年に僕が使った言葉ではありません。
予約のときに希望を書く
顔を合わせる前なら、気まずさは小さくなります。予約フォームに要望を書く欄があれば、そこに1行書く方法があります。欄に書く文の長さは、保険相談の予約で相談内容に何を書くかに見本を置きました。
- FPの資格がある方を希望
- 担当の方の資格を知りたい
- 当日に教えてほしい
希望が通るかどうかは、窓口によります。保険見直し本舗の公式サイトでは、資格で担当を選べるという案内を、僕は見つけられませんでした(2026年10月7日)。
同社の特長のページには、アドバイザーについて「生命保険の6つすべての業界共通試験合格に取り組んでおり、社内の特別試験に合格した者だけがアドバイザーとしてご案内します。」と書かれています。FPの資格については、このページに記載が見当たりませんでした。
席では最初の5分で聞く
席で聞くなら、証券を出す前の、あいさつの流れがいちばん言いやすいと思います。
「差しつかえなければ、お持ちの資格を教えてもらえますか。家に帰って、家族に説明したいので。」
理由を家族への説明にすると、相手を試す聞き方になりにくいと僕は考えています。答えをもらったら、名前をメモに書くだけで十分です。その場で良し悪しを決めなくてかまいません。
資格と一緒に聞く3つ
資格の答えだけでは、提案が合うかどうかは決まりません。同じ5分で、次の3つも聞いておくと、あとで比べやすくなります。
- 何社の保険を扱うか
- 残す保険はあるか
- 担当が替わると記録は
1つ目は、2018年に同じ会社の3つの案しか見られなかった僕が、あとから足した問いです。2つ目と3つ目は、僕が契約する窓口を決めたときに効いた点でした。
前の保険で、僕は担当の人の退職に1年気づきませんでした。それで、担当が替わっても店に記録が残る、という説明が、契約の決め手の1つになっています。
担当の人を替えてほしいときの動き方は、保険の窓口の担当者は替えられるかに書きました。
保険相談の担当の人に資格を聞くなら、証券を出す前の最初の5分が言いやすいです。扱う保険会社の数と、残す保険があるかも、一緒に聞いてください。
資格で決めきれないときは、同じ証券を1回見せる
資格を聞いても決めきれない人に合う次の一歩は、証券を持って1回座り、最初に何が出てくるかを自分で見ることです。その日に何も決めなくてかまいません。
資格の名前は、行く前に確かめられる数少ない手がかりです。だから気になるのだと思います。席に座れば、手がかりは増えます。
- 最初に何の話が出るか
- 家の数字を聞かれるか
- 紙で持ち帰れるか
保険見直し本舗の保険相談の流れを開くと、2つ目の段「証券確認+アドバイス」の下に、「ここからはご希望の場合のみ」と書かれた帯が入っています(2026年10月7日確認)。見てもらうだけで帰る日があってもよい、と僕は読みました。
気になった点も書きます。僕の1回目は聞き取りが中心で、金額は1つも出ませんでした。商業施設の中の店だったので、隣の席の声が少し聞こえています。
資格を聞いて、最初の話を見て、紙を持ち帰る。ここまでなら1回で足ります。合わないと感じたら、同じ証券を別の窓口に見せてかまいません。
何か所も回ってよいのかは、保険相談のはしごは失礼かに書いています。
保険相談の担当の人の資格が気になるなら、証券を持って1回座り、最初に出てくる話を見てください。資格の名前とあわせて比べると、決める材料が増えます。
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保険相談の担当に資格を聞いていいか、よくある質問
- 保険相談の担当に資格を聞くのは、失礼ですか?
-
失礼ではないと僕は考えています。日本FP協会も、FPに相談するときはどの資格を持っているかを確かめるよう、すすめています。「家族に説明したいので」と理由を添えると、聞きやすくなります。
- 保険相談の担当は、みんなFPの資格を持っていますか?
-
窓口や人によるので、僕には言えません。保険見直し本舗の特長のページには業界共通試験についての記載があり、FPの資格の記載は見当たりませんでした(2026年10月7日)。知りたいときは、予約先に聞いてください。
- 保険ショップの店員がFPを持ってないと知って不安です。どう考えればいいですか?
-
FPの資格と、保険の募集をする人の登録は、別の物です。保険業法の第276条は、保険の募集をする人に登録を求めています。資格の有無だけで決めず、すすめる理由を聞いて、同じ証券を別の窓口にも見せて比べる方法があります。
- 保険相談の担当の資格は、どこで確かめられますか?
-
本人に聞くのがいちばん早いです。外から調べる方法は、僕が開いた日本FP協会と生命保険協会のページでは確かめられませんでした。聞きにくい人は、予約先の窓口に問い合わせてください。
- 保険相談の担当がFP1級やCFPなら、任せて大丈夫ですか?
-
資格の名前で大丈夫かどうかを、僕は決められません。FP2級を取ったあとの僕は、自分の給付金の請求を1つもらしました。資格とあわせて、すすめる理由と、家の数字を聞いてくれるかを見てください。
- 保険相談の担当に資格を聞いたら、気を悪くされませんか?
-
相手の受け取り方までは、僕には分かりません。顔を合わせて聞きにくい人は、予約フォームの要望の欄に書いておく方法があります。希望が通るかは、窓口に確かめてください。
- のろべえは、保険相談の担当に資格を聞きましたか?
-
聞いたかどうかも、名刺に何と書いてあったかも、記録が残っていないので書けません。2019年の僕はFPの資格を持っておらず、手元に残っているのは、図を写したメモと3社の見積もりの紙です。
- 保険相談の担当に資格を聞いて、答えてもらえなかったらどうしますか?
-
僕にその経験はないので、こうなるとは言えません。資格の答えがなくても、すすめる理由と、扱う保険会社の数は聞けます。それでも気になる人は、同じ証券を別の窓口にも見せて比べてください。
- 保険相談の担当が受ける業界の試験と、FPの資格はどうちがいますか?
-
行う団体がちがいます。FP技能士は国家検定、AFPとCFPは日本FP協会の認定で、業界共通の試験は生命保険協会が行っています。それぞれの中身は、各団体の公式ページで確かめてください。
- 保険相談の担当の資格のほかに、先に見ておく所はありますか?
-
僕の場合は、最初に何の話が出たかでした。契約した窓口では、新しい保険より先に、残す保険の話が出ています。扱う保険会社の数と、担当が替わったあとの記録の残り方も、聞いておくと比べやすくなります。
まとめ:担当の資格は聞いていい。最初に出る話も見る
保険相談の担当の人に、資格を聞いてかまいません。聞ける資格は、FPの資格と、生命保険の業界の試験に分かれます。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 資格は聞いてかまわない
- FPと業界の試験は別の物
- 僕には確かめた記録がない
- 資格と一緒に3つ聞く
- 最初に出る話を自分で見る
気になることを聞かないまま座ると、相談のあいだ、ずっとそのことが頭に残ります。最初の5分で聞いてしまうほうが、あとの時間を落ち着いて使えます。
証券を持って1回座り、資格と一緒に、最初に何の話が出るかを見てください。僕は資格を取ったいまも、相談する側の席に座っています。
保険相談の担当の人の資格が気になるのは、おかしなことではありません。聞いたうえで、最初に出てくる話と、持ち帰れる紙も見てください。
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