「保険を見直したら月2万円浮いた」という話は、僕の家の数字では本当でした。夫婦で月43,600円だった保険料が、月19,800円になりました。差は月23,800円です(引き算です)。
ただ、下がったのは見直しをしたからではなく、重なった保障と多すぎる保障が、もとの保険にあったからでした。うちが見直しても効果はないのでは、と疑っている人に向けて、下がった家の側から内訳を書きます。
きれいな話でもありません。23,800円のうち約15,000円は、貯めるつもりで払っていた保険を止めた分です。その保険は自分であわててやめて、払った額より約18万円少なく戻りました。
何をやめ、何を足し、何が動かなかったのか。2019年の見直しの内訳と、いまの保険料までを、行ごとに書きます。
保険見直しで月2万浮いたという話は、僕の家の数字では本当でした。ただ、浮いた額の内訳と、その裏で出したマイナスまで見ないと、自分の家に当てはまるかは分かりません。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
保険見直しで月2万浮いたは本当か|僕の家は月23,800円下がった
僕の家では、数字としては本当でした。ただ、5本の証券がそろって安くなったのではありません。動いたのは2本だけです。
動いたのは5本のうち2本
夫婦の証券5本の合計は、月43,600円でした。見直しのあとは月19,800円です。差の23,800円を、動いた理由ごとに分けると、こうなります。
| 動いた理由 | 月額の差 |
|---|---|
| 多すぎた・ 重なっていた | −11,200円 |
| 中身を分かって いなかった | −約15,000円 |
| 足りない分を 足した | +2,400円 |
| 理由があって 残した | 0円 |
上の2行が、22歳で入った保険と、米ドル建ての保険です。22歳の保険は、合計を出した2019年8月の月11,200円で数えました(9月の更新後は月14,600円です)。3行目は新しく入った収入保障の保険で、4行目は25歳の医療保険、学資保険、妻の医療保険の3本です。
残した3本の月17,400円は、1円も下がっていません(3,900円+10,300円+3,200円の足し算です)。見直せばどの保険も安くなる、という話ではありませんでした。
約15,000円は貯める保険の分
下がった額でいちばん大きいのは、米ドル建ての保険の月約15,000円です。23,800円の6割ほどにあたります(約15,000円÷23,800円の計算です)。
この保険は、貯金の代わりになる、という言葉をそのまま受け取って入ったものでした。だから僕は、この約15,000円を浮いたお金というより、貯めるつもりで払っていたお金を止めた分だと見ています。
家計の引き落としは減りました。でも、その分だけ毎月の暮らしが楽になったと言えるかは、止めた約15,000円をどこへ回したかで変わります。
保障の分の差は月8,800円
動いた保険のうち、もしものための保障の分だけを見ると、月11,200円が月2,400円になりました。差は月8,800円です(引き算です)。
22歳で入った保険には、亡くなったときの3,000万円と、入院1日5,000円の特約が付いていました。住宅ローンに付く保険で残りの借入がなくなるので、3,000万円は多すぎたのです。入院の保障は、25歳の医療保険と重なっていました。
代わりに入ったのが、亡くなったら月10万円が65歳まで家族に出る保険です。減らしたのではなく、足りない分の形に入れ替えた、というほうが近いです。
このほかに、給与から引かれていた会社の団体医療保険が月1,800円ありました(証券がなく、43,600円には入れていません)。2020年4月にやめたので、これも足すと差は月25,600円になります(計算です)。天引きの保険の見つけ方は、給料明細で団体保険が引かれてると知らなかった人への記事に書きました。
僕の家で下がった月23,800円のうち、約15,000円は貯めるつもりの保険を止めた分でした。保障に払う分だけを見ると、差は月8,800円です。
月2万浮いた話から先に引いておく、僕の失敗談
月23,800円という数字からは、先に引いておくお金があります。僕が見直しの途中で失った約19万円です。
1つは、米ドル建ての保険です。窓口を回りはじめる前の2019年9月中旬、解約したいと自分から申し出ています。払ってきた約76万5,000円に対して、10月上旬に口座へ入ったのは約58万5,000円でした。
もう1つは、22歳で入った保険の更新です。月11,200円が月14,600円になるという封書を2か月置いて、9月1日に自動で更新されました。上がった保険料を3か月払っています。
| 失ったお金 | 金額 |
|---|---|
| 自分でやめた 米ドル建て | 約18万円 |
| 封書を置いた 3か月 | 10,200円 |
| 合わせて | 約19万円 |
10,200円は3,400円×3か月の計算で、2つを足すと約19万円です。下がった月23,800円の、およそ8か月ぶんにあたります(約19万円÷23,800円の計算です)。
月2万円が浮いた、と言えるようになるまでに、僕の家は8か月ほどかかった勘定です。どちらも、先に人に見せていれば出さずに済んだかもしれないお金でした。
生命保険文化センターの「解約」のページには、解約して戻るお金は、払い込んだ保険料の総額より少なくなるのが通常だ、と書かれています(2026年10月7日に確認)。僕はこれを、やめたあとで知りました。解約の前に聞いておけばよかった数字は、「今解約したら損」と言われたらの記事にまとめています。
浮いた額が大きいほどいい見直し、というわけでもありません。5か所を回るうちに僕の目は見積もりの月額の欄へ寄っていき、要る保障まで外しかけた所を、窓口で止めてもらいました。この失敗と残す線の決め方は、節約で保険を解約するのが不安な人への記事に書きました。
月2万浮いたという僕の数字の裏には、自分でやめた保険と置いたままの封書で失った約19万円があります。浮いた額だけを見て急ぐと、僕と同じ順番になります。
うちは効果がない?下がる保険・動かない保険・ふえる保険
保険料が下がるかどうかは、見直しのうまさより、いまの保険に重なりと多すぎる保障があるかで分かれます。わが家の中にも、下がった保険、動かなかった保険、あとでふえた保険の3つがありました。
重なりと多すぎは下がった
下がったのは、重なりと多すぎる保障があった所です。入院の保障は、証券のある2本で重なり、そこへ証券のない会社の団体保険をあとから数に足して、3本になっていました。
亡くなったときの3,000万円は、22歳の独身のときに入ったまま、結婚して家を買ったあとも同じ額でした。相談の席で紙に描いてもらった図では、遺族年金や妻のパート収入でまかなえる分を除いて、不足は月10万円ほどです。
僕の家が月2万円をこえて動いたのは、この2つが両方あったからです。どちらもない家で同じ額が動くとは、僕には言えません。
整っている保険は動かない
役目が分かれていて、理由のある保険は動きませんでした。わが家では、残した3本がそうです。25歳の医療保険は、入ったときの保険料のまま上がらない形なので残す、という整理でした。
見直しのあとも同じです。契約した店で受けた2021年11月の確認は、変更なしで終わりました。浮いた額は0円です。
2024年の確認では、2年前に受けた日帰りの手術が給付金の出る手術だと分かり、請求すると5万円が入りました。保険料は1円も動いていませんが、僕にとってはこれも見直しの結果でした。
証券が1〜2本で、役目が分かれている家は、見てもらっても下がる所は少ないはずです。それは効果がないのではなく、もう整っているということです。
足りない所はあとでふえた
保障が足りていない所は、見直すと保険料がふえます。わが家では、2019年に見送った妻の保障を、2023年に月1,300円で足しました。
合計は月21,100円になり、見直しの前との差は月22,500円にちぢんでいます(43,600円−21,100円の計算です)。妻の保障を足すかどうかの考え方は、妻にも収入保障がいると言われた夫への記事に分けて書きました。
| わが家の保険 | 保険料の動き |
|---|---|
| 重なり・ 多すぎた2本 | 下がった |
| 理由があって 残した3本 | 動かない |
| 足りなかった 妻の保障 | あとでふえた |
見直しは、下げて終わりの話ではありませんでした。僕にいちばん残ったのは金額の差より、払っている物の中身を妻に話せるようになったことです。
保険見直しで月2万浮くかどうかは、重なりと多すぎる保障があるかで変わります。わが家でも、残した3本は動かず、妻の保障はあとから月1,300円ふえました。
月2万浮くかを確かめるなら、合計を出して1回見てもらう
本当かどうかを確かめるいちばん早い方法は、人の体験談を読むことではなく、自分の家の合計を出すことです。僕は32歳の8月まで、夫婦でいくら払っているかを知りませんでした。
合計を出す前、洗い物をしていた妻に、うちの保険料はいくらだと思うかを聞きました。返ってきたのは「2万円くらい?」です。僕もそのくらいだと思っていました。
- 夫婦の保険料を全部足す
- 天引きの保険も足す
- 同じ役目の保険に印をつける
- 証券を持って1回見てもらう
合計が出たら、やめる保険を先に決めないでください。僕はそこで1本やめて、約18万円を減らしました。先に決めるのは、残す保険のほうです。
やめる以外の方法もあります。生命保険文化センターの負担を軽くする方法の説明を読むと、保険金の額を下げる方法と、払い込みを止めて小さな保障に切りかえる方法が出てきます。僕も、22歳の保険のうち一生続く部分は払うのを止め、約70万円の保障として手元に置いています。
重なりや多すぎを自分の目で拾えないなら、いくつもの会社の保険を扱う相談窓口に証券を持って行く手があります。2019年に僕が契約した保険見直し本舗では、最初の回は約70分の聞き取りと整理で終わり、見積もりの数字は出ませんでした。3社の見積もりが並んだのは2回目です。
見てもらって、変える所がないと分かることもあります。それも答えで、保険を見直さなくていいと言われたい人への記事に書きました。月2万円が浮くかどうかより、いまの保険に何を払っているかが1回で分かることのほうに、僕は値打ちがあったと思っています。
保険見直しで月2万浮くかは、夫婦の保険料の合計を出して、証券を1回見てもらうと分かります。見てもらった結果、変える所がないと分かるのも1つの答えです。
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参考記事:ほけんの窓口の口コミ評判・体験談レビュー
参考記事:保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10
保険見直しで月2万浮いたは本当かに関するよくある質問
- 保険見直しで月2万浮いたという話は、本当ですか?
-
僕の家では、夫婦で月43,600円が月19,800円になりました。ただ、もとの保険に重なりと多すぎる保障があったからで、どの家でも同じ額が動くとは言えません。
- 保険見直しで月2万浮くのは、どんな保険に入っている人ですか?
-
僕の場合は、入院の保障が重なり、亡くなったときの保障が多すぎ、貯めるつもりで入って中身を分かっていない保険が1本ありました。こうした所がない家では、動く額は小さくなると思います。
- 保険見直しで月2万浮いたのは、保障を削っただけではないですか?
-
僕の家では、多すぎた3,000万円をやめて、月10万円が65歳まで出る保険に入れ替えました。入院の保障は重なりを1つにしています。安さだけ見て要る保障まで外しかけ、窓口の指摘で気づいた失敗もあります。
- 保険見直しをしても、月2万どころか安くならないことはありますか?
-
あります。僕の家でも、残した3本の月17,400円は1円も下がっていません。保障が足りていない家は、見直すと保険料がふえることもあります。
- 月2万浮いたという保険見直しの体験談は、どこを見て読めばいいですか?
-
浮いた額の中に貯める保険を止めた分が入っているか、やめたときに戻りが減っていないか、足した保険があるかの3つです。僕の23,800円は、約15,000円が貯める保険の分で、やめたときに約18万円減っています。
- 保険見直しで浮いた月2万は、いまも続いていますか?
-
僕の家は2023年に妻の収入保障を月1,300円で足したので、いまは月21,100円です。見直しの前との差は月22,500円になりました(計算です)。
- 保険見直しは、自分でやっても月2万浮かせられますか?
-
やめるだけなら自分でもできます。ただ、僕は米ドル建ての1本をだれにも見せずにやめて、約18万円のマイナスを出しました。やめる前に、いくら戻るかを保険会社に聞いてください。
- 保険見直しの相談に行って、月2万も浮かなかったらむだ足ですか?
-
僕はそうは思いません。2021年11月の確認は変更なしで終わりましたが、いまの形で合っていると確かめられました。変えないと決めるのも、見直しの結果です。
- 保険見直しで月2万浮いた話は、50代や60代でも同じですか?
-
僕が見直したのは33歳のときで、50代や60代の体験は書けません。年齢が上がってから契約し直すと保険料が割高になることがある点は、生命保険文化センターも解約の注意として挙げています。
- 保険見直しで月2万浮いたという話は、社会保険料のことですか?
-
この記事は、自分で入る民間の保険の話です。給与から引かれる健康保険料や年金の保険料は別の仕組みで、保険の見直しでは変わりません。
まとめ:保険見直しで月2万浮いたは、内訳まで見て本当かを決める
保険見直しで月2万浮いたという話は、僕の家の数字では本当でした。ただ、月23,800円のうち約15,000円は貯める保険を止めた分で、約18万円のマイナスも出しています。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 僕の家は月23,800円下がった
- 約15,000円は貯める保険の分
- 約19万円を先に失っている
- 残した3本は下がっていない
- 足りない所はあとでふえた
人の体験談を何本読んでも、自分の家で動く額は分かりません。夫婦の保険料を足すのにかかる時間は、証券が手元にあれば1晩です。僕はその1晩を、10年取りませんでした。
まず合計を出して、同じ役目の保険に印をつけてください。自分では拾えない所は、証券を窓口で1回見てもらうと進みます。
保険見直しで月2万浮いたかどうかより、何に払っているかを言えるかどうかが、僕には大きな変化でした。まず夫婦の保険料の合計を出してみてください。
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