妻にも収入保障がいると言われたら、売り込みかどうかを言葉から当てようとしなくて大丈夫です。見るのは、あなた自身の保障を決めた計算に、妻の収入が入っているかどうか。入っているなら、妻に何かあった月の家計を紙に書くと、要るかどうかを自分の家の数字で考えられます。
自分の保険を見てもらいに行ったのに、話の終わりに「奥さまにも保障を」と見積もりが1枚ふえた。妻は元気で、かせぎ頭は自分なのに、これは営業の上乗せではないのか。帰りの電車でそう思った夫のあなたへ書きます。
僕も同じ席にいました。2019年10月30日、1人で行った2回目の相談で、パートで働く妻の死亡保障も提案されています。その日は見送り、4年後の2023年に、月5万円が出る収入保障を月1,300円で足しました。
僕の妻はパートなので、専業主婦の家のことを体験としては書けません。提案の日に担当の人がどんな言葉を使ったかは、確かな記録がないので書きません。書けるのは、見送った日と足した年の数字と、いまの僕なら最初に見る1行です。
妻にも収入保障がいると言われた僕は、その日は見送りました。いま読み返すと、僕の保障を決めた計算には、妻のパート収入が入っています。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
妻にも収入保障がいると言われたら、先に見る3つの行
売り込みかどうかは、言われた言葉ではなく、家の数字の3つの行を見ると見当がつきます。どれも、相談の席でもらった紙と家計のメモがあれば書けます。
夫の計算に妻の収入があるか
1つ目に見るのは、夫であるあなたの保障を決めたときの計算です。そこで妻の収入を引いているなら、妻が働いていることが、あなたの保障の前提になっています。
僕の家がそうでした。僕に何かあったときの不足は、遺族年金と妻のパート収入を引いて、月10万円ほどと出ています。
| 僕の保障の計算 | 中身 |
|---|---|
| 出ていく お金 | 生活費と教育費 |
| 引いたもの | 遺族年金 妻のパート収入 |
| 残った不足 | 月10万円ほど |
この表の2行目は、妻が元気で働いている場合の数字です。妻の収入が止まれば、月10万円という答えのほうも変わります。
妻の収入が止まった月を書く
2つ目は、妻の収入が止まった月の家計です。夫の計算で引いていた妻の収入を0円にして、ふえる出費があればその行を足します。
- 妻の収入は0円にする
- 子どもの世話を頼む費用
- 家事を外に頼む費用
必要な額について、生命保険文化センターは、「支出見込額」から「収入見込額」を差し引いて不足額を出す、と説明しています。その額は、家族の人数や収入、資産、子どもの年齢などで変わるそうです(2026年10月7日に確認)。
担当の人に何を引いた数字かを聞き返す3つの質問は、保険相談で足りないと言われたときの記事に書きました。
書いてみて、貯金や夫の収入でうまる家には、足さないという答えもあります。
入ってくるお金は夫と妻で別
3つ目は、妻に何かあったときに入ってくるお金です。夫に何かあった場合と同じ額だと決めつけずに、別の行として確かめます。
日本年金機構の遺族基礎年金のページには、受け取れる人として、亡くなった人に生計を維持されていた「子のある配偶者」と「子」が挙がっています(2026年10月7日に確認)。遺族厚生年金のページには、夫が受け取る場合の年齢の条件が別に書かれています。
わが家がどの条件に当たるのか、いくらになるのかは、僕には言い切れません。年金事務所で、妻に何かあった場合の見込みを聞いてください。
妻にも収入保障がいるかは、夫の保障の計算に妻の収入が入っているかで見え方が変わります。僕の月10万円は、妻がパートで働いている前提の数字でした。
妻の保障を提案されて見送った僕の体験談|足したのは4年後
僕は提案された日には見送り、妻の収入保障を足したのは4年後の2023年です。提案の席に妻はおらず、その日に分かっていたことと、記録がなくて書けないことを分けて書きます。
提案の席に妻はいなかった
妻の死亡保障の話が出たのは、2019年10月30日の水曜の夜です。契約した保険見直し本舗の2回目で、僕は1人で行っていました。
机に並んでいたのは、僕の収入保障の見積もり3社ぶんです。妻の保障は、その同じ席で出た話でした。保障の対象になる妻本人は、その席にいませんでした。
| 日にち | 2019年10月30日 |
|---|---|
| 行った人 | 僕1人 |
| 机の上 | 僕の見積もり 3社ぶん |
| 出た話 | 妻の死亡保障 |
担当の人がどんな理由を話したのか、提案された額がいくらだったのかは、記録が残っていません。その夜に3社の紙を妻と2人で見ています。ただ、妻の保障の話を家でどう伝えたかは、書けるだけの記録がありません。
見送っても僕の分は進んだ
妻の分を見送っても、僕の分の申込は進みました。11月9日に家族で店へ行き、申し込んだのは僕の収入保障だけです。見送ったあとで、担当の人との間が気まずくなった覚えもありません。
| 申し込んだ | 僕の収入保障 月2,400円 |
|---|---|
| 見送った | 妻の死亡保障 |
| そのまま | 妻の医療保険 月3,200円 |
このあと2023年まで、妻の名前が出てくる保険は、妻が2011年に入った医療保険の1本だけでした。夫の保障を決める日と、妻の保障を決める日は、わが家では同じ日になっていません。
その独身のころのままの医療保険を、いつ、どう見たのかは、妻の保険だけ見直してない夫婦へに書きました。
見送った理由は、記録がないので書きません。いま言えるのは、僕の月10万円が妻のパート収入を引いて出した数字だった、という図の中身だけです。
2023年に月1,300円で足した
妻の収入保障を足したのは、2023年です。妻に何かあれば月5万円が出る形で、保険料は月1,300円です。
| 妻の保障 | 月5万円 |
|---|---|
| 保険料 | 月1,300円 |
| 1年で | 15,600円 |
| 夫婦の合計 | 月21,100円 |
1年で15,600円は、1,300円×12か月の計算です。夫婦の合計は、見直しのあとの月19,800円に1,300円を足した額です。月43,600円からどう下がったかは、保険見直しで月2万浮いたは本当かの記事に内訳を書きました。
提案された年から数えると4年たっていて、妻の年齢も4つ上がっていました。あとから申し込むときは、そのときの年齢と健康状態で見られます。
2019年に妻の保障を提案された僕は返事を見送り、月1,300円で足したのは2023年です。提案の席にいたのは僕1人で、妻はいませんでした。
返事の前に、夫婦で紙を書く手順
返事の前にやることは4つで、どれも家でできます。妻の保障の話なので、夫1人で決めずに、妻といっしょに書いてください。
夫の保障の紙を出す
最初に、あなたの保障を決めたときの紙を出します。不足の額を出した計算に、妻の収入が入っているかを見てください。
紙がなければ、次の面談で「僕の不足を出すとき、妻の収入はいくらで引いていますか」と聞けば足ります。
妻がいない月を2人で書く
次に、妻に何かあった月の家計を、2人で書きます。夫だけで書くと、妻が毎日やっていることの行が抜けます。
- なくなる収入
- ふえる出費
- 頼れる人がいるか
- 使える貯金
僕は見直しの前、自分の保険の中身さえ妻に説明できませんでした。妻の側の行は、妻に聞かないと書けません。保険の話を切り出しにくい夫婦は、夫婦で保険の話し合いができない人への記事を先に読んでみてください。
額と期間を担当の人に聞く
3つ目に、提案された保障の額と期間を、担当の人に聞きます。月いくらが、妻が何歳になるまで出るのかです。
収入保障の保険は、生命保険文化センターの説明を読むと、保険の期間のうちに亡くなったら、そこから満期まで年金が出るしくみです。「満期保険金はありません。」とも書かれています。
僕は自分の月10万円のとき、何歳まで出るのかを席で聞きそびれて、家で妻に聞かれて答えられませんでした。妻の分は、月いくらと何歳までを、同じ紙に書いてもらってください。
受ける・見送る・後で決める
最後に、返事を3つから選びます。受ける、見送る、時期を決めてもう一度考える、の3つです。
妻が保障の対象になる保険は、妻本人ぬきでは進みません。生命保険文化センターの解説では、契約者と被保険者(保障の対象になる人)が別の死亡保険は、被保険者の同意がなければ効力が生じない、とされています。
契約者をだれにするか、妻の署名や健康状態の告知がいつ要るかは、申し込む保険ごとにちがいます。次の席に妻もいっしょに行けば、その場で聞けます。僕が家族で店へ行ったのは、申込の日でした。
妻にも収入保障がいると言われたら、返事の前に、妻に何かあった月の家計を夫婦で書いてください。妻の保障は、妻本人ぬきでは決められません。
専業主婦の妻に収入保障を勧められたとき|僕に書ける範囲
妻に収入がない家でも、見る行は同じで、ちがうのは「なくなる収入」の行が0円になる点です。僕の妻はパートなので、ここは体験ではなく、考え方として書きます。
収入がないなら保障もいらない、とは言い切れません。ふえる出費の行は、収入がなくても残るからです。
| 行 | パートの妻 | 専業主婦の妻 |
|---|---|---|
| なくなる 収入 | ある | 0円 |
| ふえる 出費 | 家ごとに ちがう | 家ごとに ちがう |
逆に、専業主婦の妻にも保障が要る、と決めつけることもできません。祖父母に頼れる家、貯金でまかなえる家、子どもがもう大きい家では、ふえる出費の行が小さくなります。
名前が「収入保障」でも、収入がある人だけの保険という意味ではありません。亡くなったあと、家族が毎月お金を受け取る形の保険の呼び名です。入れるかどうかの条件は会社ごとにちがうので、見積もりを出した窓口に聞いてください。
- 子どもの年齢
- 頼れる家族がいるか
- 夫の働き方を変えられるか
この3つで、ふえる出費の行は大きく変わります。同じ「専業主婦」でも、答えは家ごとに別になります。
専業主婦の妻に収入保障を勧められたときも、見るのは妻に何かあった月にふえる出費です。僕の妻はパートなので、専業主婦の家の体験は書けません。
売り込みかどうか迷ったら、次の席で聞く1行
迷いが残るなら、次の席で1行だけ聞いてください。「僕の不足を出すとき、妻の収入はいくらで引いていますか」です。
この1行に数字で答えが返ってくれば、妻の保障の話があなたの家の計算から出ている、と見る材料になります。続けて、その収入が止まったら何がいくら足りなくなるのかを聞けます。
- 妻の収入はいくらで計算か
- 止まると何がいくら不足か
- その額を何歳まで見るか
答えがあいまいなら、その日は返事をしなくてかまいません。数字をたずねるのは、担当の人を責めることとはちがいます。次の席に行くこと自体が重い人は、保険相談の2回目に行きたくないときの記事に伝え方があります。
保険料を下げたくて行ったのに行がふえた、と感じている人には、保険相談で安くしたいのに増やされた人への記事も合います。
保険見直し本舗のよくあるご質問の「その場で契約しなければいけませんか」には、その場で契約しなくてよい、という答えが載っています。いまの保障内容で十分なら無理に契約をすすめない、という内容も同じ答えの中にあります(2026年10月7日に確認)。
| 持って行く物 | 夫婦の証券 夫の保障の計算の紙 |
|---|---|
| いっしょに行く人 | 保障の対象になる妻 |
| 決めること | その日は決めなくてよい |
僕の2019年は、妻のいない席で話が出て、その日は見送っています。妻の保障の話は、妻も同じ席で同じ紙を見るほうが、受けるにも見送るにも決めやすいと、いまは思います。ほかの窓口の決まりは、それぞれの公式サイトで確かめてください。
妻にも収入保障がいると言われて迷ったら、妻の収入をいくらで引いた計算なのかを聞いてください。僕が妻の保障を提案された席に、妻はいませんでした。
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参考記事:保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10
妻にも収入保障がいると言われた人のよくある質問
- 妻にも収入保障がいると言われたのは、営業の売り込みですか?
-
言葉だけでは、僕には判断できません。あなたの保障の計算に妻の収入が入っているなら、妻に何かあった場合の話が出ることに筋は通ります。妻の収入をいくらで引いたのかを、数字で聞いてください。
- 妻のいない席で、妻にも収入保障がいると言われました。その場で返事をしていいですか?
-
持ち帰ってください。僕も2019年10月30日、1人で行った席で妻の保障を提案されました。妻が保障の対象になる保険は妻本人ぬきでは進まないので、まず家で話すところからです。
- かせぎ頭は夫なのに、妻にも収入保障がいると言われるのはなぜですか?
-
理由は席ごとにちがうので、担当の人に聞くのが確かです。わが家の場合、僕の不足の月10万円は、妻のパート収入を引いて出した数字でした。妻の収入が止まると、その引き算の答えも変わります。
- 専業主婦の妻に収入保障を勧められました。収入がないのに要るのですか?
-
収入がなくても、子どもの世話や家事を外に頼む出費はふえることがあります。その行が貯金や夫の収入でうまる家には、足さない答えもあります。僕の妻はパートなので、専業主婦の家の体験は書けません。
- のろべえの家は、妻の収入保障を足して保険料がいくら増えましたか?
-
月1,300円です。1年で15,600円になります(1,300円×12か月の計算です)。夫婦で払う額は、月21,100円になっています(19,800円+1,300円)。
- 妻にも収入保障がいると言われたことを、妻にどう伝えればいいですか?
-
もらった紙をそのまま見せて、妻の収入が止まった月の家計をいっしょに書くのがいいと僕は思います。僕が2019年に家でどう伝えたかは、記録がないので書けません。これは、いまの僕からの提案です。
- 妻の収入保障は、提案を見送ったあとで足すこともできますか?
-
わが家は4年後に足しました。ただ、あとから申し込むときは、そのときの年齢と健康状態で見られます。同じ条件で入れるかどうかは、僕には言えません。
- 妻の働き方が変わったら、夫の収入保障も見直すのですか?
-
引き算をやり直してみる値打ちはあると思います。夫の不足を出すときに妻の収入を引いているなら、その数字が変わると答えも変わるからです。変えるかどうかは、やり直した数字を見てからで足ります。
- 妻の収入保障を、妻に言わずに夫だけで申し込めますか?
-
妻本人ぬきでは進められません。夫が契約者になって妻を保障の対象にする死亡保険は、妻の同意がなければ効力が生じない、と生命保険文化センターの解説にあります。妻といっしょに決めてください。
- 妻にも収入保障がいると言われたら、妻の保障の額はいくらにすればいいですか?
-
家ごとにちがうので、額は僕には言えません。わが家が2023年に足したのは、月5万円が出る形で、保険料は月1,300円です。妻の収入が止まった月の不足を書いてから、担当の人に額と期間を聞いてください。
まとめ:妻にも収入保障がいると言われたら、夫の計算の中を見る
妻にも収入保障がいると言われたら、言葉のうらを読むより、自分の保障の計算を見てください。妻の収入を引いて出した数字なら、妻に何かあった月の家計を書く理由があります。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 夫の計算に妻の収入があるか
- 妻の収入が止まった月を書く
- 入るお金は夫と妻で別に見る
- 妻の保障は妻と同じ席で
- 妻の収入の行を席で聞く
わが家は、提案された年から足した年まで4年あいています。紙に書くだけなら、夫婦で1晩あれば足ります。
返事は、妻といっしょに紙を書いてからでかまいません。理由が数字で分からなければ、証券を持って、もう一度その理由を聞いてみてください。
妻にも収入保障がいると言われた日、僕は見送って帰りました。4年後に足した月1,300円は、何のためのお金かを妻にも自分にも説明できます。
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