保険を担当の人柄で決めたことは、それだけでまちがいにはなりません。あとで困らないかどうかは、「人柄がいい」と感じた理由を、その人がしてくれたことに書き直せるかで見当がつきます。
説明は半分も覚えていないのに、「この人なら」で申込書に名前を書いた。帰り道や数日たった夜に、あれでよかったのかと検索した人に向けて書きます。
僕は2019年11月9日に、3か所目に相談した保険見直し本舗で申し込みました。人柄で決めたのかどうかを書ける記録は、僕にはありません。それでも選んだ理由を書き出すと9つあり、人柄そのものを書いた行は1つもありませんでした。
保険を担当の人柄で決めた人は、その人がしてくれたことを紙に書き出してみてください。僕が契約した店を選んだ理由は9つあり、どれも人柄ではなく、行動か店の仕組みでした。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
保険を担当の人柄で決めたあとに確かめるのは、してくれたこと
担当の人柄で決めたあとに確かめるのは、その人が席でしてくれたことです。人柄がよいかどうかは確かめようがなくても、してくれたことは紙に書けます。
人柄で決めても失敗ではない
人柄で決めたこと自体を、失敗に数えなくてよいと僕は考えています。申し込んだあとも、住所の変更や請求のことで同じ相手に用事ができることがあるので、話しやすいかどうかは選ぶ理由の1つになります。
ただ、人柄がよいことと、申し込んだ中身が自分の家に合っていることは、同じではありません。感じのいい人の提案でも、中身は中身で見ておく必要があります。
「人で決めてよい」「人で決めてはいけない」のどちらかを、僕がここで言い切ることはできません。書けるのは、決めたあとでも確かめられる物がある、ということです。
見るのは3つの行動
「人柄がいい」と感じた席を思い出して、次の3つがあったかどうかを見てください。3つは、僕が契約した店を選んだ理由から抜き出した物で、公的な目安ではありません。
- 残す保険を先に言ったか
- 比べる物を並べたか
- 返事を急がせなかったか
3つともあったなら、あなたが感じた人柄には、紙に書ける中身があったことになります。思い出せない行があっても、次に会うときに聞けば足ります。
言葉にできない時の見方
してもらったことを1つも書けないときは、決めた理由が「感じのよさ」だけになっているのかもしれません。それでも、申し込んだ中身が合っていないと決まったわけではありません。
その場合は、人柄の話をいったん横に置いて、届いた書類で中身のほうを先に確かめます。確かめ方は、あとの見出しにまとめました。反対に、担当の人を信じきれなくなっている人には、保険の担当が信用できないときの記事が合います。
保険を担当の人柄で決めたあとに確かめるのは、残す保険を先に言ったか、比べる物を並べたか、返事を急がせなかったかの3つです。3つとも、僕が契約した店を選んだ理由から抜き出しました。
契約した店を選んだ理由を9つ書き出し、人と店に分けた僕の体験談
僕が契約した店を選んだ理由は9つあり、担当の人の人柄を書いた行は1つもありませんでした。2019年の秋に同じ証券の束を見せた窓口のうち、3か所目の話です。
理由9つに人柄の行はない
書き出した9つは、担当の人がしてくれたことが4つ、店の場所や仕組みが5つでした。4つと5つの分け方は、僕がいま付けた整理です。申し込んだ日の気持ちを書いた記録はありませんが、紙の上に人柄の言葉は出てきません。
| 選んだ理由 | 分けると |
|---|---|
| 残す保険の話 から始まった | 担当の人が したこと |
| ローンとの重なり を図にした | 担当の人が したこと |
| 3社の見積もり を並べた | 担当の人が したこと |
| 返事を 急がされなかった | 担当の人が したこと |
| 19時の枠で 仕事帰りに寄れた | 店の場所 と時間 |
| 待たずに 席へ通された | 店の動き |
| 子ども連れで 行けた | 店の設備 |
| 記録は店に残る という説明 | 店の仕組み |
| 契約後の連絡が 少なかった | 契約後の動き |
担当の人の顔つきや話し方を、ここに書けるだけの記録は僕の手元にありません。残っているのは、してもらったことと、店について聞いたことだけです。
担当の人がしてくれた4つ
担当の人がしてくれた4つは、どれも日付と紙で確かめられます。1回目は2019年10月16日の水曜19時で、聞き取りと整理に約70分かかり、金額は出ませんでした。
この日に、いまの保険のうち残す1本を先に示され、ローンの保険でなくなる返済と、それでも残る不足の2つを、紙の上に線で分けて見せてもらいました。2回目の10月30日には、3社ぶんの見積もりが印刷して机に置かれていました。
- 10月16日:残す1本と図
- 10月30日:3社の見積もり
- 11月9日:家族で来店し申込
返事を急がされなかったことも、理由の1つです。4つとも、人柄の言葉を1つも使わずに書けました。
人が替わっても残る5つ
残りの5つは、担当の人が替わっても変わりにくい物でした。どれも、2019年に僕が通った店でのことです。仕事帰りに寄れる19時の枠、予約の時間ちょうどの案内、子どもを遊ばせておけるキッズスペース、記録が店に残るという説明、契約のあとの連絡の少なさです。
なかでも決め手になったのは、担当が替わっても店に記録が残る、という説明でした。22歳のときの僕は「みんな入っています」の一言で保険に入り、その担当の人が辞めたことに1年気づかなかったからです。
この説明は2019年に僕が店で聞いた物で、公式サイトに同じ文は見つけられませんでした(2026年10月7日に、相談の流れとよくある質問を開いた範囲です)。担当が替わったときの扱いは、相談の席で聞いてください。
5か所目に相談した担当の人は、親切でした。それでも僕はそこで契約していないので、親切かどうかだけで決めたわけではなかったのだと、いまは思います。
僕が保険見直し本舗を選んだ理由は9つで、担当の人がしてくれたことが4つ、店の場所や仕組みが5つでした。担当の人の人柄を書いた行は、1つもありませんでした。
人柄で決めた理由を、してくれたことに書き直す手順
書き直しは、紙1枚でできます。人柄の言葉を消すのではなく、その下に、してもらったことを1行ずつ足していきます。
人柄の言葉を3つ書く
最初に、その担当の人について浮かぶ言葉を3つ書きます。「話しやすい」「ていねい」「うそがなさそう」のような言葉で、きれいにまとめる必要はありません。
してくれたことに言い直す
次に、言葉の1つずつに、そう感じた場面でしてもらったことを書き足します。下の表は書き方の例で、僕の席であった言葉ではありません。
| 人柄の言葉 | してくれたこと |
|---|---|
| 話しやすい | 質問を最後まで 聞いてくれた |
| ていねい | 図や表を 紙でくれた |
| うそが なさそう | 残す保険を 先に言った |
言い直せた行は、そのまま家族に見せて説明できます。「いい人だったから」より、ずっと伝わりやすい1行になります。
言い直せない行に印
言い直せない言葉が残ったら、消さずに印を付けます。印は、まちがいの印ではなく、まだ確かめていない行の印です。
- 何の保険を残したのか
- 何と比べて選んだのか
- 返事はいつまで待てたか
印の行を次の席で聞く
印の行は、次に担当の人と話すときに、そのまま聞きます。「この保険は、何と比べて選んだのでしたか」と聞くだけで足ります。
生命保険文化センターのページには、分からない点は生命保険会社、営業職員、保険代理店に説明を求める、という留意点があります(申込みの前の留意点として書かれた文です。2026年10月7日確認)。申し込んだあとの聞き方までは書かれていないので、聞く先に迷ったら、契約先の保険会社に確かめてください。
担当の人柄で決めた理由は、「話しやすい」の下に「質問を最後まで聞いてくれた」と書き足すと、家族に見せられる行になります。言い直せない行には印を付けて、次の席で聞いてください。
人柄で決めたあとで不安が残る人が、書類で確かめる3つ
人柄の話とは別に、申し込んだ中身は書類で確かめられます。見るのは、届いた保険証券、申込の日付、担当の人のほかの連絡先の3つです。
- 証券と申込内容が同じか
- 申込からの日数
- 担当の人のほかの連絡先
1つ目は保険証券です。生命保険文化センターが契約成立までの流れをまとめたページは、「保険証券が届いたら、申込んだ内容と保険証券の内容が合っているかどうか確認しましょう。」という一文で終わっています(確認日は2026年10月7日)。
2つ目は日付です。申込みを取りやめるクーリング・オフについて、同センターのQ&Aには、取扱いは会社や商品、払込方法などで異なるので、詳細は生命保険会社に確認するよう書かれています。自分の契約で使えるのか、いつまでなのかは、受け取った書面を見て保険会社に確かめてください。
3つ目は連絡先です。担当の人の番号しか控えていないなら、保険会社の窓口の番号と、店で申し込んだ人は店の番号も、証券の封筒に書いておきます。
別の会社の保険へ乗り換える形で決めて、前のほうがよかったのではと気になっている人は、保険の乗り換えを後悔したときの記事も読んでみてください。
保険を担当の人柄で決めたあとで不安なら、届いた保険証券が申込みの内容と合っているかを先に見てください。担当の人のほかに、保険会社の窓口の番号も控えておくと安心です。
次の相談でも同じ3つを見る|僕が確認の席に持って行く物
書き直した3つの行動は、次に相談するときの物差しとしてそのまま使えます。担当の人が替わっていても、見る所は同じです。
契約してからは、2021年の11月と2024年の2回、申し込んだ店で中身を見てもらっています。その席の担当の人が2019年と同じ人だったかどうかは、手元の記録では書けません。
それでも、持って行く物は毎回同じで、保険の一覧表です。見てもらうのは紙のほうなので、席にだれが座っても話を始められると思っています。
- 残す保険を先に言うか
- 比べる物を並べるか
- 返事を急がせないか
いまの担当の人のほかに、もう1か所で同じ証券を見てもらう方法もあります。保険見直し本舗の公式サイトの相談の流れでは、証券の確認とアドバイスの次の提案は希望した場合だけとされています。保険証券は、持って行くかどうかを選べる「任意」の扱いでした(2026年10月7日確認)。
人柄で決めた契約を取り消すためではなく、決めた理由を自分の言葉で言えるようにするために、証券を1回見てもらう。そういう使い方でよいと僕は思います。変えずに確かめるだけで帰ってよいのかは、保険を見直さなくていいと言われたい人への記事に書きました。
担当の人柄とは関係なく、何も決めずに帰る日があってよいのかは、保険見直し本舗は相談だけでも平気かという別の記事にまとめてあります。
いまの担当の人に悪い気がする人は、保険相談のはしごは失礼かも読んでみてください。
次の保険相談でも、残す保険を先に言うか、比べる物を並べるか、返事を急がせないかの3つを見てください。僕は確認の席に、毎回同じ保険の一覧表を持って行きます。
あわせて読みたい関連記事です。
参考記事:保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10
保険を担当の人柄で決めた人のよくある質問
- 保険を担当の人柄で決めたのは、失敗ですか?
-
それだけで失敗とは言えないと僕は考えています。人柄と、申し込んだ中身が家に合っているかは、別々に確かめる物です。届いた保険証券で、中身のほうを見てください。
- 保険を担当の人柄で決めて、あとで後悔する人は多いですか?
-
人数を示す資料は、僕が探した範囲では見つけられませんでした。書けるのは僕1人の例だけです。選んだ理由を、してくれたことに書き直すと、後悔なのかどうかを自分で確かめやすくなります。
- 最後は人で選んだ保険を、家族にどう説明すればいいですか?
-
「いい人だった」ではなく、してもらったことを1行ずつ見せるのがいいと思います。僕は、足りない分の図を写したメモと3社の見積もりの紙を、家で妻に見せました。
- 担当の人柄はいいのに、保険の中身を覚えていません。大丈夫ですか?
-
覚えていないことだけで、合っていない保険だとは言えません。証券を出して、何が出る保険なのかを1行で書くところから始めてください。書けない所は、担当の人か保険会社に聞けます。
- 人柄で決めた担当の人が辞めたら、保険の相談先はどうなりますか?
-
担当の人が替わったときの扱いは、会社や店でちがいます。担当の人のほかに、保険会社の窓口の番号を控えておいてください。店で申し込んだ人は、店の番号も一緒に控えます。
- 保険の担当の人柄がよくても、ほかの窓口で見てもらっていいですか?
-
かまわないと僕は思います。同じ証券をもう1か所で見てもらうのは、担当の人を疑うためではなく、決めた理由を自分で言えるようにするためです。
- のろべえは、担当の人柄で保険の窓口を選んだのですか?
-
人柄で選んだ、と書ける記録はありません。理由を書き出すと9つあり、担当の人がしてくれたことが4つ、店の場所や仕組みが5つで、人柄の行はありませんでした。決め手は、記録が店に残るという説明です。
- 親切な担当の人だったのに、保険に入らなかったことはありますか?
-
あります。2019年10月27日に喫茶店で相談した担当の人は親切でしたが、契約はしていません。担当1人の意見に頼る形が、当時の僕には不安でした。
- 保険を人柄で決めたあと、申込みを取りやめることはできますか?
-
申込みから日が浅ければ、取りやめられる場合があります。取扱いは生命保険会社や商品、払込方法などで異なると、生命保険文化センターのQ&Aに書かれています。受け取った書面を見て、保険会社にすぐ確かめてください。
- 担当の人柄で決めた保険を、何年かあとに見てもらってもいいですか?
-
かまわないと思います。僕も申し込んだ店に、2021年の11月と2024年の2回、中身を見せに行きました。見てもらうことは、やめることと同じではありません。
まとめ:担当の人柄で決めた保険は、してくれたことに書き直す
保険を担当の人柄で決めたことは、それだけで失敗にはなりません。「人柄がいい」と感じた理由を、してくれたことに書き直すと、決めた理由があとに残ります。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 人柄と中身は別に確かめる
- 見るのは3つの行動
- 言い直せない行に印を付ける
- 証券が届いたら中身を見る
- 次の相談でも同じ3つ
人柄だけの理由は、担当の人が替わると一緒に消えてしまうことがあります。してくれたことに書き直した理由は紙に残り、家族にも見せられます。
今夜、担当の人について浮かぶ言葉を3つ書いて、その下にしてもらったことを足してみてください。書けない行が残ったら、証券を持って1回見てもらう方法があります。
保険を担当の人柄で決めた人は、選んだ理由を1行ずつ書き出してみてください。僕は9つ書いて、してもらったことと店の仕組みで選んでいたと分かりました。
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