外交員の人が生命保険の見直しの話をしに来る前に用意するのは、家にある証券の全部、家の数字を書いた紙1枚、聞くことを3つ書いたメモです。聞くのは、保障がいつまでか、保険料がいつ上がるか、いまの契約を残す案はあるか、の3つです。
来週、担当の人が見直しの話をしに来る。言われるままに決めてしまいそうで、その前に何を用意して何を聞けばいいのかを知りたい。そんな人に向けて書きます。
僕は2018年、入っていた保険会社の後任の担当の人に、自分から見直しを頼みました。同じ会社の案を3つもらいましたが、どれも選べないまま、見直しは次の年まで止まりました。
先に断っておくと、その人とどこで会ったのか、案の中身がどうだったのかは、記録が残っていません。書けるのは、案を前にして選べなかった側の反省と、次の年に相談の席で聞かれたことです。
外交員の人が生命保険の見直しの話をしに来る前に、聞くことを3つ紙に書いておいてください。僕は何を聞くかを考えないまま3つの案を受け取り、どれも選べませんでした。
のろべえ|「みんなの保険見直し体験談」運営者。40歳・メーカーの総務で働く会社員。川崎市で妻と子ども2人と暮らしています。
- 2009年から保険を10年放置
- 夫婦の保険料は月43,600円
- 2019年に窓口を5か所回った
- 見直し後は月19,800円
- 2級FP技能士(2021年合格)
- 住宅ローンアドバイザー
仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当。証券を開いて、並べて、比べるところから書いています。プロフィールの続きを読む
外交員が来る前に用意する物は3つ|生命保険の見直しの下ごしらえ
用意するのは、証券の全部・家の数字の紙1枚・聞くことのメモの3つです。相手の案を聞くための物というより、自分の側の物差しを先に机へ置くための物です。
証券は家にある全部を出す
机に出すのは、その担当の人の会社の証券だけでなく、家にある保険の証券の全部です。ほかの会社の保険や家族の保険と重なっていないかは、並べないと見えません。
僕が夫婦の証券を全部いっしょに並べたのは、2019年8月が初めてです。後任の人に相談した2018年には、まだ1回も並べていませんでした。
- 家族全員の保険証券
- 給与から引かれる保険
- 住宅ローンに付く保険
証券のない保険は、数からもれます。勤め先の団体医療保険(月1,800円)は証券がなく、僕は最初、数に入れそこねていました。
家の数字を紙1枚に書く
家族の年齢、住宅ローンの額、夫婦の収入、子どもの進学の考え。この4つを紙1枚に書いておくと、席で答えに詰まりません。
家族の年齢、ローンの額、妻の収入、子どもの進学は、2019年10月に僕が相談の窓口で聞かれたことです。行くたびに同じことを聞かれ、メモ帳に書きつけていました。
- 家族の年齢
- 住宅ローンの残り
- 夫婦それぞれの収入
- 子どもの進学の考え
10月16日の相談では、妻のパート収入、子どもを大学まで行かせるか、子どもにお金がかかるのはいつまでか、の3つに答えられず、詰まっています。
家の数字が先に紙にあると、出された案が自分の家に合うかを、その場で照らせます。外交員の人が同じことを聞くかどうかは、僕には分かりません。
聞くことを3つメモに書く
聞くことは、頭で覚えておくのではなく、紙に書いて机に置きます。2018年の僕は、何を聞くかを考えないまま席につき、頭にあったのは「どれにするか」だけでした。
書くのは次の3つです。中身は、次の見出しで1つずつ書きます。
- 保障はいつまで続くか
- 保険料はいつ上がるか
- いまの契約を残す案は
外交員の人が来る前に、証券の全部・家の数字の紙1枚・聞くことのメモを机に出しておいてください。僕は2019年の相談で、妻のパート収入を聞かれて答えに詰まりました。
外交員に聞くことは3つ|いつまで・いつ上がる・残す案
聞くのは、保障がいつまで続くか、保険料がいつ上がるか、いまの契約を残す案があるかの3つです。その場で決めるための質問ではなく、紙に残して家で読むための質問で、生命保険文化センターのページは2026年10月7日に確かめました。
保障はいつまで続くか
1つ目は、案の保障がいつまで続き、途中で終わる部分はどれか、です。
僕が22歳で入った保険は、終身200万円の部分と、10年ごとに更新する定期3,000万円の部分に分かれていました。同じ1つの契約の中で、続く長さがちがっていたわけです。
これを僕が知ったのは、入ってから10年後でした。案の紙に、部分ごとの「いつまで」を書きこんでもらってください。
保険料はいつ上がるか
2つ目は、案の保険料がこの先いつ、いくらに変わるのかです。生命保険文化センターの「契約の『更新』って何?」は、更新の際について「一般的に保険料は更新前よりも高くなります」という書き方です。
僕の保険は、月11,200円(更新前)が、2019年9月1日の更新で月14,600円(更新後)になりました。更新型だと僕が知ったのは、その案内が届いたときです。
「いまの保険料」だけでなく、「次に変わる年と、そのときの額」を聞いてください。案が更新のある形かどうかも、ここで分かります。
いまの契約を残す案は
3つ目は、いまの契約を残したまま直す案があるかどうかです。生命保険文化センターの「転換制度」のページには、転換をすすめる場合に説明される事がらとして、「現在の契約を継続したまま保障の内容を見直す方法がある事実およびその方法(追加契約、特約の中途付加など)」があげられています。
僕の22歳の保険は、2019年の見直しで、終身の部分だけ払い込みをやめて残す形になりました。それまでの僕は、まるごと続けるか、まるごとやめるかの2つでしか考えていません。
別の保険に入り直す案については、「生命保険の契約にあたっての手引」に、「解約した生命保険をもとに戻すことはできないため、新しい生命保険の契約成立後に解約手続きを行うなど、慎重に対応することが必要です」という注意が出ています。
| 聞くこと | 書いてもらう所 |
|---|---|
| いつまで | 部分ごとの 終わる年 |
| いつ上がる | 変わる年と その額 |
| 残す案 | いまの契約が どうなるか |
外交員の人に聞くのは、保障がいつまでか、保険料がいつ上がるか、いまの契約を残す案があるかの3つです。答えは案の紙に書きこんでもらうと、あとで家で読み返せます。
担当の人に3つの案をもらって選べなかった、僕の体験談
僕は2018年に同じ会社の案を3つもらい、どれも選べないまま止まりました。言われるままに決めたのではなく、決められなかった側の話です。
頼んだのは僕のほうから
見直しの話は、担当の人から持ちかけられたのではなく、僕のほうから電話で頼みました。長男が2歳になる年で、そろそろ見てもらおうと思ったのがきっかけです。
電話をして初めて、22歳のときからの担当の人が1年前に退職していたと知りました。入ってから9年、僕からは一度も連絡していません。新しい担当の人のほうから連絡が来た人には、保険会社の担当変更で挨拶に来たいと言われたらの記事があります。
相談に乗ってくれたのは、後任の担当の人です。どこで会ったのか、自宅だったのか外だったのかは、記録が残っていません。
3つの紙は選べないまま
もらった3つの案は、どれも選べないまま、見直しは次の年まで止まりました。同じ会社の別のプランが3つで、増やす案か減らす案か、それぞれの保険料がいくらかは、記録が手元に残っていません。
資料はかばんに入れて帰り、家で1回は開きましたが、選ぶ気になれませんでした。
| 3つの案 | 僕の記録 |
|---|---|
| 会社 | 3つとも同じ会社 |
| 案の中身 | 記録なし |
| 保険料 | 記録なし |
| 選んだ案 | なし |
そのあと後任の人に返事をしたかどうかも、記録が残っていないので書けません。
足りなかったのは僕の質問
いま振り返ると、足りなかったのは案の数でも説明でもなく、僕の側の質問でした。3つの紙を前に、聞くことが1つも浮かんでいません。
後任の人は、頼まれた仕事をしてくれています。3つの案を出す所までが役目で、そこから選ぶのは僕の役目でした。
紙の上の3つを比べる物差しを、僕は1本も持っていませんでした。聞くことのメモが1枚あれば、止まり方はちがったはずだと、いまは思っています。
僕は2018年に担当の人から同じ会社の案を3つもらい、どれも選べませんでした。足りなかったのは案ではなく、何を聞くかという僕の側の用意です。
家に来てもらう日の場所と時間|自宅で相談を受けた日の僕の様子
話す場所と終わりの時刻は、来てもらう側が先に決めて伝えてかまわない、と僕は考えています。保険会社の担当の人ではありませんが、僕は2019年10月20日に、訪問型の相談を自宅で受けました。
その日、妻は生まれて4か月ほどの長女を抱いて、席を立ったりもどったりしていました。わが家では、夫婦2人が最後まで並んで座っているのがむずかしい日でした。
来てもらう前に決めておけるのは、次の3つです。
- 家族のだれが同席するか
- 話す場所(玄関先か部屋か)
- 終わりの時刻
この3つは、日を決める電話やメールのときに伝えておけます。夫婦で聞きたい話なら、2人とも座っていられる時間帯を先に選ぶ方法があります。席を外した家族には、書きこんでもらった案の紙をあとで見せられます。
玄関先でよいか、お茶を出すかといった作法についての決まりは、僕の調べた範囲では見当たりませんでした。気になるなら、会う場所を外や保険会社の窓口にできるかを、担当の人に聞いてください。お祝いを持って来たいと言われた場合の会い方は、出産祝いで保険屋が訪問したいと言ったらに書きました。
外交員の人に家へ来てもらう日は、話す場所と終わりの時刻を先に伝えておけます。僕が自宅で訪問型の相談を受けた日は、夫婦2人が最後まで並んで座っているのがむずかしい日でした。
外交員の案を聞いたあと、同じ証券をほかの席でも見てもらう
担当の人の案が自分に合うかは、同じ証券をほかの場所でも見てもらうと比べられます。返事を先のばしにする口実ではなく、物差しを1本足すための一歩です。
2018年に僕がもらった3つは、どれも同じ会社のプランでした。営業の人は自社の商品を案内するのが仕事で、ほかの会社と比べる所までは役目に入っていません。担当の人の説明そのものに引っかかりがある人は、保険の担当が信用できないときの確かめ方を先に読んでください。
僕が2019年10月に同じ証券の束を持って回った窓口は5か所で、出てきた提案は全部ちがっていました。そのときの話は保険相談で乗り換えを勧められたらに、回り方は保険相談のはしごは失礼かに書いています。
契約したのは保険見直し本舗です。公式サイトの「保険相談の流れ」には、相談の形に店舗・訪問・電話・オンラインがあり、「確認結果によっては保険の見直しが必要ない場合もあります。その際には現行の保険の継続をオススメしています」という一文ものっています(2026年10月7日に確認)。
| 見せる物 | 見てもらう所 |
|---|---|
| 担当の人の 案の紙 | ほかの会社と 比べてどうか |
| いまの証券 | 残す・変える の分け方 |
| 家の数字の紙 | 必要な額の 出し方 |
担当の人の案を持ったまま、証券といっしょに1回見てもらう。それだけなら、いまの契約は何も動きません。担当の人に断りを入れる話でもありません。
外交員の人の案が自分に合うかは、同じ証券をほかの席でも見てもらうと比べられます。僕が回った窓口の提案は、どこも同じではありませんでした。
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参考記事:保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10
外交員が来る生命保険の見直しに関するよくある質問
- 外交員が来る生命保険の見直しは、その日に返事をしないといけませんか?
-
その日に返事をする決まりは、僕が見た公的な資料にはありませんでした。聞く日と決める日を分けたいときは、日を決める連絡のときに先に伝えておけます。
- 外交員が来る前に、生命保険の証券は全部そろえたほうがいいですか?
-
そろえておくと、ほかの保険との重なりが見えます。僕が夫婦の証券を全部並べたのは2019年8月で、それまで入院の保障の重なりに気づいていませんでした。
- 外交員に生命保険の見直しを頼んだら、他社の保険とも比べてもらえますか?
-
僕が2018年に後任の担当の人へ頼んだときは、同じ会社の案が3つでした。他社とどうちがうかまでは、その席では分かりませんでした。担当の人が扱える会社の数は、本人に聞いてください。
- 外交員が出す生命保険の見直しの案が転換かどうかは、どう見分けますか?
-
担当の人に「これは転換ですか」と聞くのが早いです。生命保険文化センターのページには、転換では一般的に元の契約が消滅し、告知か診査が必要だと書かれています。
- 外交員の見直しの案で保険料が下がると言われたら、何を聞きますか?
-
その保険料がいつまで同じかを聞きます。生命保険文化センターの転換制度のページには、転換価格を一定期間の保険料の一部にあてた場合、その期間がすぎたあとは軽減の効果がないと書かれています。
- 外交員に聞くことを紙に書いて、見ながら聞くのは失礼になりませんか?
-
失礼かどうかの決まりは、僕は見つけられませんでした。僕は2019年の相談で、聞かれたことと次に聞くことをメモ帳に書いていました。紙を見ながらのほうが聞きもらしにくいと、僕は考えています。
- のろべえさんの家には、保険会社の外交員が見直しの話をしに来たのですか?
-
2018年に後任の担当の人とどこで会ったのかは、記録が残っていません。自宅で相談を受けたとはっきり書けるのは、2019年10月20日の訪問型の相談です。
- 外交員が来る前に、聞きたいことを先に伝えておいてもいいですか?
-
伝えてはいけないという決まりは、僕は見つけられませんでした。日を決める連絡のときに「保障がいつまでか、保険料がいつ上がるかを紙で見たい」と伝えておく方法があります。2018年の僕がしたことではなく、いまの僕からの提案です。
- 外交員が来る生命保険の見直しには、夫婦2人で同席したほうがいいですか?
-
決まりはありません。僕の場合、保険見直し本舗の1回目と2回目は1人で行き、申込をした3回目は妻と子どもといっしょでした。
- 外交員の見直しの案を選ばないと、いまの生命保険に困ることはありますか?
-
案を選べなかった2018年のあとも、僕の保険は同じ内容で続き、保険料も引き落とされていました。自分の契約については、保険会社の窓口に確かめてください。
まとめ:外交員が来る前に、聞くことを3つ紙に書く
外交員の人が生命保険の見直しの話をしに来る前に用意するのは、証券の全部、家の数字の紙1枚、聞くことのメモです。聞くのは、いつまで・いつ上がる・残す案の3つでした。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 証券は家にある全部を出す
- 家の数字を紙1枚に書く
- 聞くことは3つにしぼる
- 答えは案の紙に書いてもらう
- 同じ証券を別の席でも見せる
僕は2018年に3つの案をもらい、何を聞くかを考えないまま、選べずに止まりました。次に動いたのは、更新の案内が届いた次の年です。
今夜やるのは、家にある証券を1か所に集め、聞くことを3つ書くことだけです。案を聞いたあとは、同じ証券を持ってほかの席で1回見てもらうと、その案が自分に合うかを比べられます。
外交員の人の案を聞くことと、その日に決めることは別です。僕は聞くことを用意せずに案を受け取り、次の年まで止まりました。
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