「のろべえって、何をしている人なんだろう」。そう思ってこのページを開いてくれたなら、まずは僕がどんな失敗をしてきたかを読んでもらうのが早いです。
僕は、22歳で入った保険の証券を、10年間いちども開かなかった会社員です。封筒のまま引き出しに入れて、引越しのたびに未開封で運んでいました。
2019年に初めて夫婦の保険料を足してみたら、月43,600円でした。何の保障にいくら払っているのか、自分でも分かっていませんでした。
この記事では、放置した10年のこと、窓口を5か所回って見直したこと、そのあとの手続きでもやらかした失敗を順番に書きます。
かっこいい話は出てきません。僕が保険を10年放置した失敗の話です。
はじめまして、のろべえです
まずは、ざっくりプロフィールから。
- 名前:のろべえ(40歳)
- 仕事:メーカーの総務18年目
- 住まい:神奈川県川崎市の戸建て
- 家族:妻・長男10歳・長女7歳
- 保険の放置:2009年から10年
- 見直し前:夫婦で月43,600円
- 見直し後:夫婦で月19,800円
- 資格:2級FP技能士など
仕事は中堅メーカーの総務で、社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当しています。数字を表にするのは好きです。
性格は、面倒なことを後回しにするほうです。頼まれると断れません。このあと書く失敗にも、この2つが何度も出てきます。
2級FP技能士と住宅ローンアドバイザーの資格は持っていますが、どちらも保険を見直した「あと」に取ったものです。10年放置していたころの僕は、自分の保険が更新型だということも知りませんでした。
保険を放置した10年の失敗は、X(@norobee_hoken)でも書いています。
FPの資格を取ったのは、保険を見直したあとです。放置していた10年間は、何の資格もありませんでした。
昼休みの30分で入った保険を10年放置した失敗談
僕の保険の失敗は、入り方と、そのあとの放置の両方です。10年のあいだに何が起きたかを、3つに分けて書きます。
順番に書いていきます。
昼休みの30分で署名した
2009年、入社した年のことです。職場に来ていた営業の人に勧められて、更新型の死亡保障と医療保障に入りました。
説明を受けたのは昼休みに2回、合わせて30分ほどです。「みんな入っています」の一言で署名しました。
届いた証券は、封筒のまま引き出しに入れました。保障の内容を自分の口で言えるようになったのは、10年後です。
頼まれるたびに保険が増えた
2012年、保険会社に転職した大学の先輩に頼まれて、医療保険を1本追加しました。すでに入っていた入院保障と、ほぼ同じ内容です。重なっていると気づいたのは7年後でした。
2015年には、同じ先輩の勧めで外貨建ての保険にも入りました。「貯金代わり」という言葉をうのみにしました。
4年で解約して、払った約76万5,000円に対して、戻ったのは約58万5,000円でした。約18万円のマイナスです。
2016年に長男が生まれたときは、学資保険を勢いで足しています。教育費の計画と照らし合わせたのは3年後です。
2017年には、最初の担当の人が退職していました。僕がそれを知ったのは、翌年にこちらから連絡したときです。1年間、僕の契約は誰にも見られていませんでした。
床に並べたら月43,600円
2019年は、3つのことが重なった年でした。
- 保険料が上がる更新の通知
- 住宅ローンの契約
- 長女の誕生
更新の通知は封書1通で、届いたのは更新の2か月ほど前です。月11,200円の保険料が14,600円になると書いてありました。この先も10年ごとに上がると分かって、ようやく焦りました。
焦っただけで、僕は何もしませんでした。9月1日に保険は自動で更新されて、高くなった保険料を3か月払っています。
住宅ローンの書類を整理するついでに、夫婦の証券5本を初めて床に並べました。表にしてみると、僕の入院保障は、会社の団体保険も入れて3本重なっていました。死亡保障は、ローンに付く保険と合わせると必要な額を大きく超えていました。
夫婦の保険料を初めて足したら、月43,600円です。何にいくら払っているのか、僕は妻に説明できませんでした。
保険の証券の封筒を開けたのは、入ってから10年たった2019年が初めてです。
窓口を5か所回って月19,800円になるまで
最初は自分で直そうとしました。でも、他社の商品との比べ方は素人には無理だと分かりました。
そこで、同じ証券の束を持って、相談の窓口を5か所回ることにしました。2019年の秋です。お店に行く形が3か所、家や喫茶店に来てもらう形が2か所でした。
1か所目の提案がよく見えて、僕は申込の直前までいきました。止めてくれたのは妻です。
5か所の提案は、全部違いました。1か所だけだったら、その提案が妥当かどうか、僕には判断できなかったと思います。
途中で、保険料の安さだけで比べて、必要な保障まで削りかけたこともあります。これは窓口の人に指摘されて気づきました。
最後は3か所目の窓口で見直して、結果はこうなりました。
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|---|
| 死亡保障 | 更新型 | 収入保障 |
| 入院保障 | 3本 | 1本 |
| 外貨建て | 加入中 | 解約 |
| 学資保険 | 加入中 | そのまま |
| 妻の 医療保険 | 加入中 | そのまま |
| 保険料 (夫婦・月) | 43,600円 | 19,800円 |
学資保険と、妻の医療保険はそのまま続けています。見直すことは、全部を解約することではありませんでした。
保険料は月23,800円下がりました。ただ、僕にとって一番大きかったのは金額ではなく、何に払っているかを妻に説明できるようになったことです。
契約した窓口で何を言われたか、どこが気になったかは、保険見直し本舗の口コミ評判・体験談レビューに書きました。回った5か所をふくめた10社の比較は、保険見直しサービスのおすすめ人気ランキングTOP10にまとめています。
保険の窓口は、1か所目で決めかけました。妻に止められなければ、ほかの4か所の提案は見ていません。
入ったあとの手続きでも、僕は失敗している
保険の失敗は、入るときだけではありませんでした。見直しのあとに分かったものもあります。
- 通院の給付金が対象外だった
- 実家の保険が分からなかった
- 日帰り手術を2年請求せず
- 控除の書類を3年出し忘れた
2022年、通院で給付金を請求して、初めて約款(契約の決まりを書いた冊子)を読みました。通院は対象外の契約でした。
2023年に父が入院したときは、実家の保険の契約先が分かりませんでした。母も知らず、通帳の引き落としを1行ずつたどって探しました。
2024年には、店舗での定期確認で請求漏れを指摘されています。日帰り手術が対象だと知らず、2年間請求していませんでした。請求して、5万円を受け取っています。
年末調整の保険料控除の書類は、3年分出し忘れていました。
いまは2年に1回、見直しをした店舗で契約の内容を確認してもらっています。
保険料控除の書類は、会社では僕が集める側です。それなのに自分の分を3年出し忘れていました。
「全体を見ている人が誰もいない」からブログを始めた
僕は、保険も営業の人も悪くないと思っています。悪かったのは、10年見なかった自分です。
ただ、ずっと引っかかっていることがあります。みんな当たり前のように保険に入っているのに、家の保険の全体を見ている人が、誰もいないことです。
2018年、後任の担当の人に見直しを相談したら、同じ会社の別のプランを3つ並べられました。営業の人は自社の商品を売るのが仕事なので、当然です。他社と比べてどうかは、誰も教えてくれないと知りました。
2019年に住宅ローンの相談をした銀行では、最後に保険のパンフレットを出されました。ローンに付く保険との重なりには、誰も触れませんでした。
担当の人が辞めると、契約が誰の目にも触れなくなることがあります。僕の契約がそうでした。
会社では、同僚十数人の証券を一覧表にする作業を手伝ってきました。このブログには、僕の失敗と、証券を開いて並べるやり方を書いていきます。2026年は、窓口をもう一度回り直して記録を取っています。
読んでほしいのは、こんな人です。
- 証券を封筒のまま置いている
- 夫婦の保険料の合計を知らない
- 更新の通知が届いて焦っている
- 頼まれて入った保険がある
- 担当の人と何年も話していない
保険を見直すことは、解約することではありません。証券を開いて、並べて、説明してもらうだけでいいと僕は思っています。
読んでほしい人の5つは、全部、保険を見直す前の僕のことです。
のろべえへのよくある質問
- のろべえは保険の専門家ですか?
-
専門家ではなく、メーカーの総務で働く会社員です。2級FP技能士と住宅ローンアドバイザーの資格は、保険を見直したあとに取りました。仕事では社内の団体保険の取りまとめと年末調整を担当しています。
- どうして保険を10年も放置したんですか?
-
面倒なことを後回しにしていたからだと思います。証券は封筒のまま引き出しに入れていました。開けたのは、保険料が約1.3倍になる通知が届いた2019年です。
- 保険の見直しでいくら下がりましたか?
-
夫婦で月43,600円から月19,800円になりました。ただ、これは僕の家の数字です。途中で保険料の安さだけで比べて、必要な保障まで削りかけて窓口の人に指摘されたので、金額だけを目的にするのはおすすめしません。
- 相談の窓口は何か所回りましたか?
-
2019年の秋に5か所です。お店に行く形が3か所、家や喫茶店に来てもらう形が2か所でした。同じ証券を見せても提案は全部違ったので、1か所で決めなくてよかったと思っています。
- 見直しをすると、いまの保険は全部解約になりますか?
-
僕の場合は、なりませんでした。学資保険と妻の医療保険はそのまま続けています。変えたのは、更新型の死亡保障と、3本重なっていた入院保障です。
- いまも保険の確認は続けていますか?
-
2年に1回、見直しをした店舗で契約の内容を確認してもらっています。2024年の確認では、日帰り手術の給付金を2年間請求していなかったことが分かりました。
まとめ:まずは保険の証券を1回だけ開いてみてください
僕は、22歳で入った保険を10年放置して、夫婦で月43,600円を払っていた会社員です。窓口を5か所回って見直し、月19,800円になりました。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 昼休みの30分で保険に入った
- 証券を10年開かなかった
- 夫婦で月43,600円払っていた
- 窓口を5か所回って見直した
- 保険料は月19,800円になった
- 請求漏れなどの失敗もした
保険料は、気づかないまま毎月出ていくお金です。僕は10年分を、中身を知らないまま払いました。
引き出しの封筒を出して、証券を1回だけ開いてみてください。解約するかどうかは、そのあとで決めれば間に合います。
10年前の僕に何か言えるなら、保険の証券の封筒を開けるだけでいいと伝えます。
失敗の続きは、これから1つずつ記事にしていきます。
